“だっそう”の漢字の書き方と例文
語句割合
脱走100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに脱走だっそうの兵、常に利あらずしていきおいようやせまり、また如何いかんともすべからざるに至りて、総督そうとくを始め一部分の人々は最早もはやこれまでなりと覚悟かくごを改めて敵の軍門にくだ
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
(今年数十名の藩士が脱走だっそうしてさつに入りたるは、全くその脱走人限りのことにして、爾余じよの藩士に関係あることなし。)しかりといえども、今日の事実かくのごとくにして
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これを要するに維新いしんの際、脱走だっそう一挙いっきょ失敗しっぱいしたるは、氏が政治上の死にして、たといその肉体の身は死せざるも最早もはや政治上に再生さいせいすべからざるものと観念してただ一身をつつし
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)