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山田美妙
読み方 | 割合 |
やまだびみょう | 66.7% |
やまだびめう | 33.3% |
従来、清盛を書いた小説としては、私の
寡聞では、明治四十三年千代田書房
発兌の
山田美妙氏の平清盛があるだけではないかと思う。
山田美妙のごとき
彗星が現われて消え、
一葉女史をはじめて多数の
閨秀作者が秋の野の草花のように咲きそろっていた。
とんと小説は見せなかつたのであります、
所が十三号の
発刊に
臨んで、
硯友社の
為に
永く
忘るべからざる
一大変事が
起つた、
其は社の
元老たる
山田美妙が
脱走したのです、いや
抑も
硯友社の
起つたに
就ては、
私が
山田美妙君(
其頃別号を
樵耕蛙船と
云ひました)と
懇意に
成つたのが、
其の
動機でありますから、
一寸其の
交際の
大要を
申上げて置く必要が有る