山田美妙やまだびみょう)” の例文
従来、清盛を書いた小説としては、私の寡聞かぶんでは、明治四十三年千代田書房発兌はつだ山田美妙やまだびみょう氏の平清盛があるだけではないかと思う。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山田美妙やまだびみょうのごとき彗星すいせいが現われて消え、一葉いちよう女史をはじめて多数の閨秀作者けいしゅうさくしゃが秋の野の草花のように咲きそろっていた。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)