山田美妙やまだびめう)” の例文
とんと小説は見せなかつたのであります、ところが十三号の発刊はつかんのぞんで、硯友社けんいうしやためながわするべからざる一大変事いちだいへんじおこつた、それは社の元老げんらうたる山田美妙やまだびめう脱走だつそうしたのです、いや
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そもそ硯友社けんいうしやおこつたについては、わたし山田美妙やまだびめうくん其頃そのころ別号べつがう樵耕蛙船せうかうあせんひました)と懇意こんいつたのが、動機どうきでありますから、一寸ちよつと交際かうさい大要たいえう申上まをしあげて置く必要が有る
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)