)” の例文
ここに大后いたく恨み怒りまして、その御船に載せたる御綱栢は、悉に海に投げてたまひき。かれ其地そこに名づけて御津みつさきといふ。
また「いかにかねぎつる」と詔りたまひしかば、答へて白さく、「朝署あさけに厠に入りし時、待ち捕へつかひしぎて、その枝を引ききて、こもにつつみて投げてつ」
ここに伊耶那岐の命、黒御鬘くろみかづら一五を投げてたまひしかば、すなはち蒲子えびかづら一六りき。