“揚棄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようき66.7%
アウフヘエベン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕府が封建の思想を揚棄ようきして新しい理念のもとに新生面をひらく時期だとすると、別して高松が旧態にあると考えられません
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
たとえば、新しい日本が、自由主義を揚棄ようきしても、独伊の全体主義と軌を一つにするものではない。
日本的童話の提唱 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分の全力のくだけるまで闘わなければ済まない。こいなぞ、という個人的な感情は、揚棄アウフヘエベンせよ。それが、義務だという声もきこえる。それより、ぼくもてたいと望んでいる。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)