“すて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
68.7%
26.9%
1.5%
素天1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火の中に尾はふたまたなる稀有けうの大ねこきばをならしはなをふきくわんを目がけてとらんとす。人々これを見て棺をすて、こけつまろびつにげまどふ。
そんな奴はイクラ助けても帰順する奴じゃないけに、総督府の費用を節約するために、ワシの一存で片端かたっぱしから斬りすてる事にしておった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
欲しい物をおすてになるだけ、それだけ御利益があります。2835
血相けっそうかえて、小山の素天すてッぺんへけあがってきた早足はやあし燕作えんさく、きッと、あたりを見まわすと、はたして、そこの粘土ねんどの地中に狼煙のろしつつがいけてあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〔譯〕遠方えんぱうに歩をこゝろむる者、往往にして正路せいろすてて、捷徑せうけいはしり、或はあやまつて林※りんまうに入る、わらふ可きなり。人事多く此にるゐす。とくに之をしるす。