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最惜
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いとお
ふりがな文庫
“
最惜
(
いとお
)” の例文
実は、涙をもって、あわれに、
最惜
(
いとお
)
しく、その胸を抱いて様子を見るべき
筈
(
はず
)
で。やがてまた、
物凄
(
ものすご
)
さ恐しさに、
戦
(
おのの
)
き戦き、その
膚
(
はだ
)
を見ねばならんのでした。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
花の中に、母君の胸が
揺
(
ゆら
)
ぐ。おお、
最惜
(
いとお
)
しの
御子
(
おこ
)
に、乳飲まそうと思召すか。それとも、私が
挙動
(
ふるまい
)
に、心騒ぎのせらるるか。
客僧方
(
あなたがた
)
には見えまいが、
地
(
じ
)
の底に
棲
(
す
)
むものは、昼も星の光を仰ぐ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最
常用漢字
小4
部首:⽈
12画
惜
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
“最”で始まる語句
最早
最
最初
最中
最後
最期
最前
最寄
最上
最近