トップ
>
状
>
かたち
ふりがな文庫
“
状
(
かたち
)” の例文
且
(
かつ
)
面白
(
おもしろ
)
い
人物
(
じんぶつ
)
であるから
交際
(
かうさい
)
して
見給
(
みたま
)
へと
云
(
い
)
ふのでありました、
是
(
これ
)
から
私
(
わたし
)
が
又
(
また
)
山田
(
やまだ
)
と
石橋
(
いしばし
)
とを
引合
(
ひきあは
)
せて、
先
(
ま
)
づ
桃園
(
とうゑん
)
に
義
(
ぎ
)
を
結
(
むす
)
んだ
状
(
かたち
)
です
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
蒙る
謂
(
いは
)
れなしと一向に受
納
(
をさ
)
めねば忠八は止事を得ず其意に隨ひ彼の印籠を
請取
(
うけとつ
)
て
状
(
かたち
)
を改め是に就て尋ね申
度事
(
たきこと
)
有
(
あり
)
右夫婦の者は此家を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
かの地底の研究所から鉄の窓を開き、厚い
硝子
(
ガラス
)
越しにこの
状
(
かたち
)
を観測していたが、かかる異様な現象のよって起こる訳を
合点
(
がてん
)
した。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
支那最古の書てふ『山海経』に、〈
旄馬
(
ぼうば
)
その
状
(
かたち
)
馬のごとし、四節毛あり〉、『事物
紺珠
(
かんじゅ
)
』に〈旄馬足四節ばかり、毛垂る、南海外に出づ〉。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
又西国の山に人の作りたるやうなる
磨
(
ひきうす
)
の
状
(
かたち
)
の石を産する所ありと
春暉
(
しゆんき
)
が
随筆
(
ずゐひつ
)
にて見たる事ありき、今その所をおもひいださず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
ふと見ると、
赤銅
(
しゃくどう
)
のような色をした
光芒
(
ひかり
)
の無い大きな月が、お
濠
(
ほり
)
の松の上に音も無く昇っていた。その色、その
状
(
かたち
)
、その姿がいかにも
侘
(
わび
)
しい。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
罵殺
(
ばさつ
)
一番、老婦人は強いて平気を装いつ、
毫
(
ごう
)
も屈する
状
(
かたち
)
無し。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
又西国の山に人の作りたるやうなる
磨
(
ひきうす
)
の
状
(
かたち
)
の石を産する所ありと
春暉
(
しゆんき
)
が
随筆
(
ずゐひつ
)
にて見たる事ありき、今その所をおもひいださず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
忍び今の身の
敢果
(
はか
)
なき
體
(
さま
)
を
喞
(
かこ
)
ちつゝ
如何
(
いか
)
なる因果と
泣沈
(
なきしづ
)
むにぞ文右衞門は
状
(
かたち
)
を
正
(
たゞ
)
しコレお政其方は何とて其樣に
未練
(
みれん
)
なることを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今は米国が夜だから
亜細亜
(
アジア
)
や
欧羅巴
(
ヨーロッパ
)
は日中に在るはずだが、どの様な
状
(
かたち
)
だろう、時々刻々増す大火熱に——アアこう思うと、思うだけで戦慄する。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
例せば『呂覧』に載せた和山の吉神
泰䙜
(
たいほう
)
、
状
(
かたち
)
人のごとく虎の尾出で入るに光あり、能く天地を動かし雲雨を興す、小説『西遊記』などに虎の怪多きを見て
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
鬘
(
かつら
)
を
被
(
き
)
たるやうに
梳
(
くしけづ
)
りたりし彼の髪は
棕櫚箒
(
しゆろぼうき
)
の如く乱れて、
環
(
かん
)
の
隻
(
かたかた
)
捥
(
も
)
げたる羽織の
紐
(
ひも
)
は、
手長猿
(
てながざる
)
の月を
捉
(
とら
)
へんとする
状
(
かたち
)
して
揺曳
(
ぶらぶら
)
と
垂
(
さが
)
れり。主は見るよりさも
慌
(
あわ
)
てたる顔して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(かやをまじへ入れてかたちをつくる)此
頂
(
いたゞき
)
に
大根注連
(
だいこんしめ
)
といふものゝ左右に開たる扇をつけて
飛鳥
(
ひてう
)
の
状
(
かたち
)
を作りつける。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
掛るに家老本田外記中村
主計
(
かずへ
)
進み出一通り
挨拶
(
あいさつ
)
畢
(
をは
)
る時兩人は何等の御用に候や伺ひ奉つらんと申ければ小左衞門は
状
(
かたち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『
山海経
(
せんがいきょう
)
』に、〈天馬
状
(
かたち
)
白犬のごとくにして黒頭、肉翅能く飛ぶ〉とあり、堀田正俊の『
颺言録
(
ようげんろく
)
』に、朝鮮の天馬形犬のごとく
毳
(
にこげ
)
白兎のごとしといえるは
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
その道路の美しく
甃石
(
しきいし
)
を
布
(
し
)
いてある
状
(
かたち
)
や、建築物の高大な状などは言語に絶する。市全体は北と西の方へ広く伸び、端から端まで行くのに一日を費やさねばならぬ。
暗黒星
(新字新仮名)
/
シモン・ニューコム
(著)
人の
窺
(
うかが
)
ふと知らねば、彼は口もて訴ふるばかりに心の
苦悶
(
くもん
)
をその
状
(
かたち
)
に
顕
(
あらは
)
して
憚
(
はばか
)
らざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(かやをまじへ入れてかたちをつくる)此
頂
(
いたゞき
)
に
大根注連
(
だいこんしめ
)
といふものゝ左右に開たる扇をつけて
飛鳥
(
ひてう
)
の
状
(
かたち
)
を作りつける。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
『山海経』に崑崙の西に玉山あり
西王母
(
せいおうぼ
)
居る、〈西王その
状
(
かたち
)
人のごとし、豹尾虎歯にして善く嘯く、
蓬髪
(
ほうはつ
)
勝を
戴
(
いただ
)
く、これ天の厲(厲は
灾
(
わざわい
)
なり)および五残(残殺の気なり)を司る〉。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
燈籠へ
倚掛
(
よつかか
)
つて
頬杖
(
ほほづゑ
)
でも
拄
(
つ
)
いて、空を
眺
(
なが
)
めてゐる
状
(
かたち
)
なども可いよ。ねえ、
如何
(
いかが
)
でせう
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
此所の
絶壁
(
ぜつへき
)
を
竪御号
(
たておがう
)
横御号
(
よこおがう
)
といふ、
里俗
(
りぞく
)
伊勢より
御師
(
おんし
)
の持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此
絶壁
(
ぜつへき
)
の石かの箱の
状
(
かたち
)
に
似
(
に
)
たるをもつて
斯
(
かく
)
いふなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
馬を
養
(
か
)
う者厩中にこれを
畜
(
か
)
えば
能
(
よ
)
く馬病を避く、故に
胡俗
(
こぞく
)
猴を
馬留
(
ばりゅう
)
と称す、
状
(
かたち
)
人に似、眼愁胡のごとくにして、頬陥り、
嗛
(
けん
)
、すなわち、食を
蔵
(
かく
)
す処あり、腹に
脾
(
ひ
)
なく、
行
(
ある
)
くを以て食を消す
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
私
(
わたし
)
は
程無
(
ほどな
)
く右の中学を出て、
芝
(
しば
)
の
愛宕下町
(
あたごしたまち
)
に
在
(
あ
)
つた、
大学予備門
(
だいがくよびもん
)
の
受験科
(
じゆけんくわ
)
専門
(
せんもん
)
の
三田英学校
(
みたえいがつこう
)
と
云
(
い
)
ふのに
転学
(
てんがく
)
しました、それから
大学予備門
(
だいがくよびもん
)
に入つて二
年
(
ねん
)
経
(
た
)
つ
迄
(
まで
)
、
山田
(
やまだ
)
とは
音信不通
(
いんしんふつう
)
の
状
(
かたち
)
で
居
(
ゐ
)
たのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
此所の
絶壁
(
ぜつへき
)
を
竪御号
(
たておがう
)
横御号
(
よこおがう
)
といふ、
里俗
(
りぞく
)
伊勢より
御師
(
おんし
)
の持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此
絶壁
(
ぜつへき
)
の石かの箱の
状
(
かたち
)
に
似
(
に
)
たるをもつて
斯
(
かく
)
いふなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
状
(
かたち
)
鶏のごとし、能く猛獣虎狼を搏逐す、妖災群悪をして、害為す能わざらしむ、(中略)今人毎歳元日、あるいは木を刻み金を鋳す、あるいは図を画きて鶏
牖上
(
ゆうじょう
)
に為す、これその遺像なり〉。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
いわく虎は山獣の君なり、
状
(
かたち
)
猫のごとくにて大きさ牛のごとく
黄質黒章
(
きのしたじくろきすじ
)
、
鋸牙鉤爪
(
のこぎりばかぎのつめ
)
鬚健にして
尖
(
とが
)
り舌大きさ掌のごとく
倒
(
さかさま
)
に
刺
(
はり
)
を生ず、
項
(
うなじ
)
短く鼻
齆
(
ふさが
)
る、これまでは誠に文簡にして写生の妙を極め居る。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
状
(
かたち
)
は猿猴のごとくで小さし、目赤く尾短くてなきごとく青黄にして黒し、昼は動かず、夜は風に因って
甚
(
いと
)
捷く騰躍し巌を越え樹を過ぎて鳥の飛ぶごとし、人を見れば
羞
(
は
)
じて
叩頭
(
こうとう
)
憐みを乞う態のごとし
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“状”を含む語句
状態
形状
行状
白状
書状
状況
現状
兇状持
異状
紹介状
生活状態
連判状
景状
名状
惨状
身状
遺言状
召状
心状
状箱
...