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胡俗
ふりがな文庫
“胡俗”の読み方と例文
読み方
割合
こぞく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こぞく
(逆引き)
たしかに、
胡俗
(
こぞく
)
の
粗野
(
そや
)
な正直さのほうが、美名の影に隠れた漢人の陰険さより
遙
(
はる
)
かに好ましい場合がしばしばあると思った。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
馬を
養
(
か
)
う者厩中にこれを
畜
(
か
)
えば
能
(
よ
)
く馬病を避く、故に
胡俗
(
こぞく
)
猴を
馬留
(
ばりゅう
)
と称す、
状
(
かたち
)
人に似、眼愁胡のごとくにして、頬陥り、
嗛
(
けん
)
、すなわち、食を
蔵
(
かく
)
す処あり、腹に
脾
(
ひ
)
なく、
行
(
ある
)
くを以て食を消す
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
諸夏
(
しょか
)
の俗を正しきもの、
胡俗
(
こぞく
)
を卑しきものと頭から決めてかかるのは、あまりにも漢人的な偏見ではないかと、しだいに李陵にはそんな気がしてくる。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
胡俗(こぞく)の例文をもっと
(2作品)
見る
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
俗
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“胡”で始まる語句
胡坐
胡桃
胡瓜
胡散
胡麻
胡粉
胡座
胡麻化
胡麻塩
胡蝶
“胡俗”のふりがなが多い著者
南方熊楠
中島敦