“半年目”の読み方と例文
読み方割合
はんとしめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つきに一いま半年目はんとしめ、一ねん年始ねんしぜう暑中見舞しよちうみまい突際つきあいになりて、文言もんごんうるさしとならば端書はがきにてもことるべし、あはれ可笑をかしとのきばのさくらくるとしわらふて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝ丁度半年目はんとしめだ。月日のたつのは早い。日本に歸つてからもう半年たつた。また今日も風か。何といふ寒い風だらう。十一月悲しき十一月、冬が來ると世界中何處へ行つても寒い。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)