“深田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふけだ42.9%
ふかだ28.6%
ふかた14.3%
ふけた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼下まなした深田ふけだに映る日の在処ありどかがやきしるし月のごと見ゆ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
それが先刻さっきより著るしく目立って外へ現われた時、お延は路を誤まって一歩深田ふかだの中へ踏み込んだような気がした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水をわたすがたたるゆゑにや、又深田ふかたゆくすがたあり。初春しよしゆんにいたれば雪こと/″\こほりて雪途ゆきみちは石をしきたるごとくなれば往来わうらい冬よりはやすし。
東西は深田ふけた地あり、昔は大竹原にも山つづき掘り切りけんとある。ヌマという語はここには古代の意味に用いている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)