つい)” の例文
旧字:
せっかくここまでおとなしくついて来たのにいろいろな注智恵さしちえをしてこの正直な男を煽動せんどうしちゃあ困るわいと気遣って居ると
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
山の多い国を旅する者は、海について行かねばならなかった。海に臨んだ処には村がある、町がある。其等の潮風の吹く町や、村に入って、魚のにおい、磯の香を嗅いで商いする。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
それからというものはテンバは物も言わず考え考えついて来たですが、だんだんみちを歩いて来ますと少し話し掛けた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)