“紺地錦”の読み方と例文
読み方割合
こんじにしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂州判官ろしゅうはんがんとは、日本軍にまできこえた明の豪将ごうしょう、一万の兵をしたがえる呂州判官兵使柯大郎へいしかたいろうといって、紺地錦こんじにしきよろいを着ていたのであった。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
うえの羽織はおりは、紺地錦こんじにしきへはなやかな桐散きりぢらし、太刀たち黄金こがねづくり、草色のかわたびをはき、茶筌髷ちゃせんまげはむらさきの糸でむすぶ。すべてはでずきな秀吉ひでよしが、いま、その姿すがたを、本丸ほんまるの一室にあらわした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)