“かんしゃくも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癇癪持71.4%
疳癪持14.3%
肝癪持14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとまた一方に、一茶を皮肉屋の親玉のように見ている人もあります。つむじ曲りの、癇癪持かんしゃくもちの、ひねくれ者のように見ている人もあります。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ひどい疳癪持かんしゃくもちで、自分の思うことが通らないと気狂いのように暴れ狂うという癖がありましたの
あの顔 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
山嵐もおれにおとらぬ肝癪持かんしゃくもちだから、負けぎらいな大きな声を出す。控所に居た連中は何事が始まったかと思って、みんな、おれと山嵐の方を見て、あごを長くしてぼんやりしている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)