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『あの顔』
ふりがな文庫
『
あの顔
(
あのかお
)
』
刑事弁護士の尾形博士は法廷から戻ると、久しぶりにゆっくりとした気分になって晩酌の膳にむかった。庭の新緑はいつか青葉になって、月は中空にかかっていた。 うっすらと化粧をした夫人が静かに入って来て、葡萄酒の瓶をとりあげ、 「ずいぶん、お疲れにな …
著者
大倉燁子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ロック 三巻六号」1948(昭和23)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
愕
(
おどろ
)
正面
(
まとも
)
題名が同じ作品
あの顔
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)