肝癪持かんしゃくも)” の例文
山嵐もおれにおとらぬ肝癪持かんしゃくもちだから、負けぎらいな大きな声を出す。控所に居た連中は何事が始まったかと思って、みんな、おれと山嵐の方を見て、あごを長くしてぼんやりしている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)