“肝積持”の読み方と例文
読み方割合
かんしやくもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの先生は学問はえらいが、肝積持かんしやくもちで困ります」などと、四郎助が云つたこともある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さて捕方とりかたの事を言ひ付けると、三人共思ひも掛けぬ様子で、やゝ久しく顔を見合せて考へた上で云つた。平山がうつたへはいかにも実事じつじとは信ぜられない。例の肝積持かんしやくもちの放言をに受けたのではあるまいか。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)