“疝癪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんしゃく44.4%
せんしやく44.4%
せんき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「井筒屋重兵衛は疝癪せんしゃく溜飲りゅういん持だ。気の毒だが金に不自由はなくなっても大福餅には縁がありませんよ——浅ましいことに重兵衛は骨董こっとうり始めた」
丁寧ていねい過ぎるほど丁寧な挨拶、天氣のこと、世並のこと、疝癪せんしやくで歩くのに骨が折れ、思はず手間取つた話などひとわたりあつて、さて
主人が一緒に来る筈でしたが、夕方から持病の疝癪せんきの差し込みがおこって、身動きが出来なくなりました。朝早くから出歩いて、冷えたのだろうと云うのです。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)