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疝癪
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せんしゃく
ふりがな文庫
“
疝癪
(
せんしゃく
)” の例文
「井筒屋重兵衛は
疝癪
(
せんしゃく
)
で
溜飲
(
りゅういん
)
持だ。気の毒だが金に不自由はなくなっても大福餅には縁がありませんよ——浅ましいことに重兵衛は
骨董
(
こっとう
)
に
凝
(
こ
)
り始めた」
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
実に難儀を致しましたのが身体へ当って、
疝癪
(
せんしゃく
)
が起り、少しも歩けませんからお助け下さいましと云え、すると
彼奴
(
あいつ
)
は正直だから本当に思って自分の
家
(
うち
)
へ連れて行って
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その庇廂の
大和
(
やまと
)
がき結いに吹きさらされて
疝癪
(
せんしゃく
)
も起すことある職人
風情
(
ふぜい
)
は、どれほどの悪い
業
(
ごう
)
を前の世になしおきて、同じ時候に
他
(
ひと
)
とは違い悩め
困
(
くる
)
しませらるるものぞや
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
梅「極りを云ってるよ、お前飲み
過
(
すぎ
)
だよ、
疝癪
(
せんしゃく
)
に障るんだよ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
男「へえ、
疝癪
(
せんしゃく
)
が起りまして歩くことが出来ません者で…」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
疝
漢検1級
部首:⽧
8画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
“疝”で始まる語句
疝気
疝痛
疝氣
疝
疝気持
疝積
疝気筋
疝気疝癪
疝気寸白虫根切