“疝痛”の読み方と例文
読み方割合
せんつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爺さんは疝痛せんつう持ちだし、婆さんは喘息ぜんそくで、今夜は冷えるとか、湿気が強いとか風邪けだとか云って、依頼者があってもなかなか動かないのである。
ゆうれい貸屋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「あつしの疝痛せんつうと、女房の腹痛を直して貰ひましたよ。それからは御恩返しにいろ/\働いて居るだけの事で、へエー」
ペピイスの『日記ダイヤリー』一六六四年正月の条に兎の足を膝関節込みに切り取って佩ぶれば疝痛せんつう起らずと聞き、笑い半分試して見ると果して効いたとある。