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疝癪
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せんしやく
ふりがな文庫
“
疝癪
(
せんしやく
)” の例文
丁寧
(
ていねい
)
過ぎるほど丁寧な挨拶、天氣のこと、世並のこと、
疝癪
(
せんしやく
)
で歩くのに骨が折れ、思はず手間取つた話などひとわたりあつて、さて
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
玄竹
(
げんちく
)
は
本殿
(
ほんでん
)
に
昇
(
のぼ
)
つて、
開帳中
(
かいちやうちう
)
の
滿仲公
(
みつなかこう
)
の
馬上姿
(
ばじやうすがた
)
の
武裝
(
ぶさう
)
した
木像
(
もくざう
)
を
拜
(
はい
)
し、これから
別當所
(
べつたうしよ
)
へ
行
(
い
)
つて、
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
の
老體
(
らうたい
)
を
診察
(
しんさつ
)
した。
病氣
(
びやうき
)
は
矢張
(
やは
)
り
疝癪
(
せんしやく
)
の
重
(
おも
)
つたのであつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「井筒屋重兵衞は
疝癪
(
せんしやく
)
で
溜飮
(
りういん
)
持だ。氣の毒だが金に不自由はなくなつても大福餅には縁がありませんよ。——淺ましいことに重兵衞は
骨董
(
こつとう
)
に
凝
(
こ
)
り始めた」
銭形平次捕物控:144 茶碗割り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
召上がらなかつたと思ひます。何時も夜中に
喉
(
のど
)
がかわいた時呑むんだと言つて、枕元に用意させて置きました。御町内の敬庵先生の處方の、
疝癪
(
せんしやく
)
の藥でございます
銭形平次捕物控:185 歩く死骸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
疝
漢検1級
部首:⽧
8画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
“疝”で始まる語句
疝気
疝痛
疝氣
疝
疝気持
疝積
疝気筋
疝気疝癪
疝気寸白虫根切