“兼坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんばう50.0%
けんぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある夏(なつ)の日盛(ひざか)りに、二人(ふたり)して、長(なが)い竿(さを)のさきへ菓子袋(くわしぶくろ)を括(くゝ)り付(つ)けて、大(おほ)きな柿(かき)の木(き)の下(した)で蝉(せみ)の捕(と)りくらをしてゐるのを、宗助(そうすけ)が見(み)て、兼坊(けんばう)そんなに頭(あたま)を日(ひ)に照(て)らし付(つ)けると霍亂(くわくらん)になるよ
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
小六(ころく)は自分(じぶん)の所有物(しよいうぶつ)を兄(あに)が無斷(むだん)で他(ひと)に呉(く)れてやつたのが、癪(しやく)に障(さは)つたので、突然(いきなり)兼坊(けんばう)の受取(うけと)つた帽子(ばうし)を引(ひ)つたくつて、それを地面(ぢめん)の上(うへ)へ抛(な)げつけるや否(いな)や、馳(か)け上(あ)がる樣(やう)に其上(そのうへ)へ乘(の)つて
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
長い竿(さお)のさきへ菓子袋を括(くく)り付けて、大きな柿の木の下で蝉(せみ)の捕りくらをしているのを、宗助が見て、兼坊(けんぼう)そんなに頭を日に照らしつけると霍乱(かくらん)になるよ、さあこれを被(かぶ)れと云って
門 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)