“むだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無断78.6%
無斷21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……で、そのご最期まで見るには忍びないので、とうとう、無断むだん就役中しゅうやくちゅうから脱走して、すべてのご報告だけに参りました
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
千世子の頭には無断むだんで自分の書いたものを読まれた事に対して何か云わなければならない様な気持が満ち満ちて居た。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
小六ころく自分じぶん所有物しよいうぶつあに無斷むだんひとれてやつたのが、しやくさはつたので、突然いきなり兼坊けんばう受取うけとつた帽子ばうしつたくつて、それを地面ぢめんうへげつけるやいなや、がるやう其上そのうへつて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)