“睨廻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねめまわ60.0%
ねめま20.0%
ねめまは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運転手は顔の寸のつまったいっこくらしい男である。彼は警官が柏に説明している間も、猜疑深い調子で、じろじろと私を睨廻ねめまわしていた。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
中に、目の鋭い屑屋くずやが一人、はしかごを両方に下げて、挟んで食えそうな首は無しか、とじろじろと睨廻ねめまわす。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手を出しかねたる二人を睨廻ねめまはして、蒲田はなかなか下に貫一のもだゆるにも劣らず、ひとごうにやして、効無かひな地鞴ぢただらを踏みてぞゐたる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)