“睨上”の読み方と例文
読み方割合
ねめあ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを、上目づかいのあごで下から睨上ねめあげ、薄笑うすわらいをしている老婆ばばあがある、家造やづくりが茅葺かやぶきですから、勿論、遣手やりてが責めるのではない、しゅうとしえたげるのでもない。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
丸太棒を抜いて取り、引きそばめて、石段を睨上ねめあげたのは言うまでもない。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)