“端睨”の読み方と例文
読み方割合
たんげい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとのは、天狗てんぐ、魔の仕業しわざで、ほとん端睨たんげいすべからざるものを云う。これは北国辺ほっこくへんに多くて、関東には少ない様に思われる。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きわめ尽くせないのは人の心の種々相とその動き方の端睨たんげいすべからざる多様性であります。
また、その奥の幽深な境には、一にして一ならず、二にして二ならずといふやうな、また、その反対に、一は一、二は二と言つたやうな、端睨たんげいすべからざるものがかくされてあるといふことがわかる。
ある時に (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)