かぐわ)” の例文
彼女はあかつきのように愛らしく、夕暮れのように美しかったが、非常に他人と異っているのは、その息がペルシャの薔薇の花園よりもなおかぐわしい、一種の馥郁ふくいくたる香気を帯びていることであった。
すみれの花壇もそれほどかぐわしくはない。
(新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
垣間かいま見る好色者すきものに草かぐわしき
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)