“御芳志”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
おこゝろざし	33.3%
ごはうし	33.3%
ごほうし	33.3%

おこゝろざし

親方様と諸共に肩を並べて世に称（うた）はるれば、汝の苦労の甲斐も立ち親方様の有難い御芳志（おこゝろざし）も知るゝ道理、妾も何の様に嬉しかろか喜ばしかろか

五重塔 (新字旧仮名) ／ 幸田露伴(著)

ごはうし

下（くだし）置（おか）れたり率御着用有りて然るべしと述（のべ）ければ伊賀亮呵々（から／＼）と笑（わら）ひ貴僧（きそう）の御芳志（ごはうし）は忝（かたじ）けなけれど未だ御對面もなき中に時服（じふく）頂戴（ちやうだい）する謂（いは）れなし又拙者が粗服（そふく）で御對面成（なさ）れ難くば夫迄の事なり押（おし）て拙者より奉公は願ひ申さずと斷然（きつぱり）言放（いひはな）し立上る勢（いきほ）ひに常樂院は

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

ごほうし

『禁盃（きんぱい）の寺内に於いて、御酒（ごしゅ）を頂戴（ちょうだい）いたしては如何と思いますが、せっかくの御芳志（ごほうし）、又、この中には嫌いが少い事でもあれば、お志に甘えて、存分に喰（た）べ申す』

新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

御	常用漢字 中学 部首:⼻ 12画
芳	常用漢字 中学 部首:⾋ 7画
志	常用漢字 小５ 部首:⼼ 7画