“馥郁”の読み方と例文
読み方割合
ふくいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神田お臺所町だいどころまち、これから親分の錢形平次の家へ朝詣りに行かうといふところで、八五郎は馥郁ふくいくたる年増に抱きつかれてしまひました。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
馥郁ふくいくとして沈香入りの練り炭が小笠原流おがさわらりゅうにほどよくいけられ、今は、ただもうそのお来客と城主伊豆守のご入来を待つばかりでした。
この部屋も、あの広間と同じように、窓という窓が一ぱい開け放してあって、ポプラや紫丁香花はしどいや薔薇の匂いが馥郁ふくいくと香っていた。
接吻 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)