“逢初”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいぞめ33.3%
あいそめ33.3%
あひそ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついでに風呂敷をさげたまま逢初あいぞめ橋の夜店を歩いてみた。剪花きりばな屋、ロシヤパン、ドラ焼屋、魚の干物屋、野菜屋、古本屋、久々で見る散歩道だ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
某夜あるよ、某運転手が護国寺の墓地を通っていると、白い小犬を抱いた女が来て車を停めた。そこで運転手は女の云うままに逢初あいそめ橋まで往くと、女が
白い小犬を抱いた女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
おもへ、彼等の逢初あひそめしゆふべ、互にこころ有りてふくみしもこの酒ならずや。更に両個ふたりの影に伴ひて、人のなさけの必ずこまやかなれば、必ずかうばしかりしもこの酒ならずや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)