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芳
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かぐ
ふりがな文庫
“
芳
(
かぐ
)” の例文
落花の季節で櫻が段々のすみずみに吹き寄せられ、波打際の夜明けの景色が其處に見られた。そよかぜは
芳
(
かぐ
)
はしく暖かさは頬の内からこもつた。
はるあはれ
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
私はよく、彼女の
芳
(
かぐ
)
わしい息の匂を
想
(
おも
)
い出して、
虚空
(
こくう
)
に向って口を開け、はッとその辺の空気を吸いました。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
甘く
芳
(
かぐ
)
はしき香も悪しからず、花の黄金色なせるも地にこぼれて後も見ておもむき無きならず。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
芳
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
“芳”を含む語句
梅蘭芳
芳香
蘇芳
芳紀
芳志
芳芬
蘇芳染
御芳志
芳町
芳年
芳野
芳原
大蘇芳年
落合芳幾
芳川
周芳
堤下摘芳草
五姓田芳梅
芳醇
芳賀
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