“雲上”の読み方と例文
読み方割合
うんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも、雲上うんじょうの特性というのか、後白河法皇のお気もちのみは、ぼくらの文学的神経や庶民感覚では、分かりにくいふしがしばしばある。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四民同等の今日とて地下じげ雲上うんじょう等差ちがい口惜し、珠運をやすく見積って何百円にもあれ何万円にもあれさつで唇にかすがい膏打こううつような処置、遺恨千万
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
どうもお育ちがらはまた格別違ったもんだ。ありゃもう自然、天然と雲上うんじょうになったんだな。どうして下界のやつばらが真似まねようたってできるものか
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)