“凌雲閣上”の読み方と例文
読み方割合
りょううんかくじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凌雲閣上りょううんかくじょうひと豆のごとしと思う我を上より見下ろしてうじのごとしと嘲りし者ありしや否や。右へ廻れば藤棚の下に「御子供衆への御土産一銭から御座ります」と声々に叫ぶ玩具売おもちゃうりの女の子。
半日ある記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
凌雲閣上りょううんかくじょう、天子もみそなわし、衛府えふ以下八省の官人、満都の群集もをなして、花を投げたり爆竹を鳴らしたりした。あわれむべし、ここの庶民は、梁山泊が庶民の味方とは何も知っていない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)