“皓歯”のいろいろな読み方と例文
旧字:皓齒
読み方割合
しらは71.4%
こうし19.0%
しろきは9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房が気を利かせて、箸箱をと思う間もなく、愛吉のを取って、臆面おくめんなし、海鼠は、口にって紫の珠はつるりと皓歯しらはくぐった。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして明るいと小気味よい鼻は静観の美であり、かすかに開かれた紅唇くちから覗く、光さえ浮んだ皓歯こうしは、観客の心臓を他愛もなくえぐるのだ。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
双無塩ふたりのあくぢよひとり西施せいしかたるは蒹葭けんが玉樹ぎよくじゆによるが如く、皓歯しろきは燦爛ひか/\としてわらふは白芙蓉はくふようの水をいでゝ微風びふううごくがごとし。