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皓歯
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こうし
ふりがな文庫
“
皓歯
(
こうし
)” の例文
旧字:
皓齒
そして明るい
瞳
(
め
)
と小気味よい鼻は静観の美であり、かすかに開かれた
紅唇
(
くち
)
から覗く、光さえ浮んだ
皓歯
(
こうし
)
は、観客の心臓を他愛もなく
刳
(
えぐ
)
るのだ。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
夜は、君の脱いだ靴の奥へ潜り込んでぐっすり眠るだろう。そのぽけっと猿が、肥った
料理人
(
ダクタア
)
の手の平から星へ向って小粒な
皓歯
(
こうし
)
を
剥
(
む
)
いていた。
踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
さぞ横顔がよいだろう、そう思われるような高い鼻、いわゆる
皓歯
(
こうし
)
それを蔽て、軽く結ばれている唇は、紅を注したように艶がよい。笑うと左右にえくぼが出来る。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼女は何んの
屈託気
(
くったくげ
)
もなく、朗らかに笑っていた。そしてその笑うたびに、色鮮やかに濡れた
脣
(
くちびる
)
の間から、並びのよい
皓歯
(
こうし
)
が、夏の陽に、明るく光るのであった。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
“皓歯”の意味
《名詞》
皓歯(こうし)
白(しろ)い歯。美人を形容する語。
(出典:Wiktionary)
皓
漢検1級
部首:⽩
12画
歯
常用漢字
小3
部首:⽌
12画
“皓歯”で始まる語句
皓歯明眸