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針魚
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さより
ふりがな文庫
“
針魚
(
さより
)” の例文
両画伯を招待さ……「見苦しゅうはごわすが、料理店は余り露骨……」料理屋の余り露骨は
可訝
(
おか
)
しいがね、腰掛同然の店だからさ、そこから、むすび
針魚
(
さより
)
の
椀
(
わん
)
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
恰好
(
かたち
)
のいい
針魚
(
さより
)
のような肢体——それを包んだ黒ずくめの中から、白い顔と半襟の水色とがクッキリと浮出ていて、それが、四十女の情熱と反面の冷たい理智を感じさせる。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
皮を引いたらあまり
微塵
(
みじん
)
にせずに、葛もごく
淡
(
うす
)
くねがいます。さて、……ちょうど、わらさの季節だから、
削切
(
けずりき
)
りにして、
前盛
(
まえもり
)
には
針魚
(
さより
)
の
博多
(
はかた
)
づくりか
烏賊
(
いか
)
の
霜降
(
しもふり
)
。つまみは花おろしでも……
顎十郎捕物帳:16 菊香水
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
針魚
(
さより
)
五六・八五 三九・一八 一・六〇 二・三七
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“針”で始まる語句
針
針仕事
針金
針線
針箱
針鼠
針木
針葉樹
針路
針孔