“指針”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はり83.3%
ししん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのときなおも精神を統一すると、その文字盤の上に、長短二つの指針はりがアリアリと浮んでくるのであった。ああ、今は何時何分だな——。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この時計は、ベヒーベンとか云ふ米国製の時計で、暗闇のなかでも指針はりと文字が青白い光を放つて、はつきりと読めます。
目醒時計の憤慨 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その前へ行ってみると「タイム・マシーン第四号」と真鍮しんちゅうの名札が上にうってあり、その名札の下には、計器が五つばかりと、そして白い大きな時計の指針ししんのようなものが並んでついていた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)