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指針
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はり
ふりがな文庫
“
指針
(
はり
)” の例文
そのときなおも精神を統一すると、その文字盤の上に、長短二つの
指針
(
はり
)
がアリアリと浮んでくるのであった。ああ、今は何時何分だな——。
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この時計は、ベヒーベンとか云ふ米国製の時計で、暗闇のなかでも
指針
(
はり
)
と文字が青白い光を放つて、はつきりと読めます。
目醒時計の憤慨
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
今君が見たあの大きな
汽鑵
(
ボイラー
)
ね。あの正面の電球の下に時計みたいなものが在って、
指針
(
はり
)
が一本ブルブル震えていたろう。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
夜眼さめて
指針
(
はり
)
の光れる時計をば枕辺に見る二時にしありき
歌の潤い
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
彼は計器のスイッチをぱちぱちと切りかえて、
指針
(
はり
)
の動きに気をつけた。その結果、空気のもれているのは、尾部に近い左下の部分だとわかった。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
あれが
汽鑵
(
ボイラー
)
の
圧力計
(
プレシュアゲージ
)
なんだが、あの
圧力計
(
ゲージ
)
の前に立って、あの
指針
(
はり
)
が、二百
封度
(
ポンド
)
なら二百
封度
(
ポンド
)
の目盛りの上に、ピッタリと静止しているのを見た一瞬間に
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
見ているんだ。この
指針
(
はり
)
がいま何時何分を指しているかというんだ。ね、今ちょうど十一時四十分を示しているじゃないか。ところでいま本当の時刻は……
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
静止している
指針
(
はり
)
がだよ。そいつがピンと来る位の頭にならなくちゃ、一人前の機関長たあ云えないんだ。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“指針”の意味
《名詞》
指 針(ししん)
時計、メーターなど計器類の針。
物事をどのように進めたらよいか、方向を示すもの。
(出典:Wiktionary)
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
針
常用漢字
小6
部首:⾦
10画
“指針”で始まる語句
指針盤