“こんや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コンヤ
語句割合
今夜90.3%
紺屋6.9%
今宵1.4%
今晩0.7%
此夜0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妹無事とあるのは偽はりで、今夜こんや轢死のあつた時刻に妹も死んで仕舞つた。さうして其妹は即ち三四郎が池のはたで逢つた女である。……
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「どうせ、おめえやうに紺屋こんや弟子でしてえな手足てあし牛蒡ごばうでもかついであるくのにや丁度ちやうどよかんべ」復讎ふくしうでも仕得しえたやうな容子ようすぢいさんはいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
(おあつらえ向きだわ!)今宵こんやは夜もすがら月が無い。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかし太郎たろうは、どうしても、おじいさんが、今晩こんやまってこられるとはしんじませんでした。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
『オイ、ジルベール。此夜こんやの仕事を計画したなあおめえか、それともボーシュレーか?』
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)