“清酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよみき33.3%
きよき16.7%
すましざけ16.7%
すみざけ16.7%
せいしゅ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小網さでしづく清酒きよみきをかぐらむ春日はるひなか
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
むらぎものこころ傾けことほぎの吉言よごとまうさむ酒祝さかほぎもせよ豊酒とよき清酒きよき
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
いつのまに用意して来たか、それとも前の日あたりにこの林へ隠してでもおいたのか、土瓶の中には黄金色の清酒すましざけが溢れるほど満ちていることは、その香りでわかります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
つい夏の取着とッつきに、御主人のいいつけで、清酒すみざけをの、お前様、沢山たんとでもござりませぬ。三樽みたるばかり船に積んで、船頭殿が一人、嘉吉めが上乗うわのりで、この葉山の小売みせへ卸しに来たでござります。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それより山男、酒屋半之助方さかやはんのすけかたまいり、五合入程ごういりほど瓢箪ひょうたん差出さしだし、この中に清酒せいしゅお入れなされたくともうし候。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)