“経来”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へきた50.0%
へき25.0%
へきたり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日から思えば三十年はかなり古く、また私としても、それ以来いろいろな境涯を経来へきたったことであります。
くの如く経来へきたりしぞ子規祭る
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
山中やまなかといふ所にいたる。経来へきたり磴路とうろ崖谷がいこくみな眼下指頭にあり。東南のかたひらけて武蔵下野上野、筑波日光の諸山を望む。今春江戸の回禄せしときも火光を淡紅にあらはせりと、茶店ちやてんの老婦語れり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)