“来経”のいろいろな読み方と例文
旧字:來經
読み方割合
きふ50.0%
キヘ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同巻十一の「山吹やまぶきのにほへる妹が唐棣花色はねずいろの、赤裳あかものすがたいめに見えつつ」、同巻十二の「唐棣花色はねずいろの移ろひ易きこころあれば、年をぞ来経きふことは絶えずて」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
なお宣長のりながの「あら玉来経きふる」説、即ち年月の経過するうつという意。久老ひさおいの「たま来経きふる」説。雅澄まさずみの「手纏たまく」説等がある。宇智うちうちと同音だからそう用いた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
阿波から来経キヘ——移り来て住みつい——たことを言うのだから。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
阿波から来経キヘ——移り来て住みつい——た事を言ふのだから。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)