“へきた”の漢字の書き方と例文
語句割合
経来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日から思えば三十年はかなり古く、また私としても、それ以来いろいろな境涯を経来へきたったことであります。
私の如きはもはや八十に近き頽齢たいれいである。もはや死を待つばかりである。経来へきたった八十年という月日は長いようであるが、また短い。生をけてから今日まで、まことに一瞬時である。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)