“月経”のいろいろな読み方と例文
旧字:月經
読み方割合
げっけい25.0%
つきのもの25.0%
ツキ25.0%
メンス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アリスは、月経げっけいの数日前には、何日もこの程度の軽い頭痛に襲われるのが常だったので、そのことを話すと、ビリング医師も首肯うなずいて、なにか簡単な鎮痛剤ちんつうざいのような物をくれて、診察を終った。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
桜のしげみに毛虫がつく時分に、お作はバッタリ月経つきのものを見なくなった。お作は冷え性の女であった。くちびるの色も悪く、はだ綺麗きれいではなかった。歯性も弱かった。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
槻の葉の散つたといふのは、実は、襲衣に「月経ツキ」のついてゐる事を歌うたのだ。誤解である。やまとたけると雄略とでは、こんなに違うて来たのだ。
「わたしは昨日から……」とすこし言いよどんでいたが、「実は月経メンスになっていたのです。だから脱脂綿をもっているのに不思議はないはずではありませんか。毒物のことは存じません。 ...
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)