帝大聖書研究会終講の辞ていだいせいしょけんきゅうかいしゅうこうのじ
今日はイザヤ書第三十四、三十五章の御話をしようと思う。此の部分はイザヤの言ではなく、その後二世紀を経てバビロン捕囚の国民的悲運を経験した時代に、或る名の伝わらない預言者の宣べた言であって、其後更に二世紀経ってイザヤ書が今日の形に編輯せられた …