“あらゆる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
所有33.3%
諸有33.3%
總有16.7%
凡百8.3%
有所8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し基督教の神の思想は、天地宇宙を人格化して、そして所有あらゆる見る可く觸る可き所謂物質を身とし、神を心として居るに近い。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
すなわち『大法炬陀羅尼経』に、悪世にこの世界所有あらゆる悪竜大いに猛威を振い、毒蛇遍満して毒火を吐き人畜をし殺し、悪人悪馬邪道を行い悪行を専らにすと説かれた。
不図渠は、諸有あらゆる生徒の目が、諄々くどくどと何やら話し続けてゐる校長を見てゐるのでなく、渠自身に注がれてゐるのに気が付いた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
貫通車の三等室、東京以北の諸有あらゆる国々の訛を語る人々を、ぎつしりと詰めた中に、二人は相並んで、布袋の様な腹をした忠太と向合つてゐた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
不圖渠は、總有あらゆる生徒の目が、諄々くど/\と何やら話を續けてゐる校長を見てゐるのでなく、渠自身に注がれてゐるのに氣が附いた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
貫通車の三等室、東京以北の總有あらゆる國々のなまりを語る人々を、ぎつしりと詰めた中に、二人は相並んで、布袋の樣な腹をした忠太と向合つてゐた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
それは吾々二人の間の私的の駆引にこそ凡百あらゆる虚偽が含まれておれ、その行っている学術の実験と、それによって証明さるべき学理、原則の中には、一点、微塵みじんの虚偽も含まれていないのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
豪雨がううだ……そのすさまじき豪雨の音、さうして有所あらゆる方面はうめんに落ちたぎつ水の音、只管ひたすら事なかれと祈る人の心を、有る限りの音聲を以て脅すかの如く、豪雨は夜を徹して鳴り通した。
水害雑録 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)