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生一本
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きいつぽん
ふりがな文庫
“
生一本
(
きいつぽん
)” の例文
まことに正味の茶には相違ないが、いかに言つても
生一本
(
きいつぽん
)
で、
灰汁
(
あく
)
が強い。それに思つたほどの味が出ない。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
不確な自分勝手の速断の為めに二人の友情をまで汚すのは彼には忍びがたいことだつた。此の
生一本
(
きいつぽん
)
の男は何処までも
真清無垢
(
しんせいむく
)
として置かずにはすまなかつた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
生一本
(
きいつぽん
)
な加野を、狂人のやうにしてしまつてまで、あの時は、富岡はゆき子を得た。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
“生一本”の意味
《名詞・形容動詞》
純真でひたむきに物事に打ち込む性格。
純粋で混じり気のない酒。単一の製造場で醸造した純米酒。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死