“めぬき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目貫97.5%
目抜2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細身の蝋塗鞘ろふぬりざや赤銅しやくどうと金で牡丹ぼたん目貫めぬきつか絲に少し血がにじんで居りますが、すべて華奢で贅澤で、三所物も好みがなか/\に厭味です。
もっとも、話の中の川堤かわづつみの松並木が、やがて柳になって、町の目貫めぬきへ続く処に、木造の大橋があったのを、この年、石にかけかえた。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
馬車はそれから国泰寺の方へ出、住吉橋を越して己斐こいの方へ出たので、私はほとん目抜めぬきの焼跡を一覧することが出来た。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
此人これがまた後にチベットを出る時分に大変助けになった人ですから、ここに寄遇した事を言って置かないと後の事が分らない。ある日私はラサの目抜めぬきであるいわば
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)