“目抜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぬ50.0%
めぬき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦後十年くらいまでは、京橋、日本橋あたりの目抜めぬきの場所といえば、相当やかましい寿司屋もあり、やかましい食い手もあった。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
塵塚談ちりづかだん』という書物は、ちょうどこれから少し後に生まれた老人の、若いころの見聞をしるしたものだが、これには目抜めぬきの大通りだけでなく、山の手はしばしの武家ぶけ町家ちょうかともに
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
馬車はそれから国泰寺の方へ出、住吉橋を越して己斐こいの方へ出たので、私はほとん目抜めぬきの焼跡を一覧することが出来た。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
此人これがまた後にチベットを出る時分に大変助けになった人ですから、ここに寄遇した事を言って置かないと後の事が分らない。ある日私はラサの目抜めぬきであるいわば
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)